第3回みんなの美術展応募作品から
第3回みんなの美術展応募作品から注目した作品、気に入った作品を選びました。
藤井 康代
暮れなずみながら、僅か色を残す山々と海岸線、じきに明りも灯るだろう街。輝く遠景から近景への時間の描写が滑らかに心に届きます。
フジモトユタカ
「The Lord of the Rings」の中つ国への地図のように見えてワクワク。ミクストメディアならではの肌合いや重ねた色味の実際を見てみたいと思った作品。
天川満美子
繊維の多い障子紙の切り口のシャープさに驚き。それを一歩進んだ立体の着物に仕立てるという発想にも驚き。濃い色の下地に映る切り絵の影も最高に美しい。
森田紗璃
アクリル絵具に様々な画材を加えテクスチャーや色の表現を楽しんでいる様子が伝わってくる。バックの色使いと、被せた鮮やかな黄色の透明感が素敵。
悠アンヌ
一つ一つが可能性を秘めた怪しく美しい細胞。域を超えて溢れ出ると威力を増してどこまで増殖するのかちょっと恐怖さえ感じる迫力。
hplus
空気の力が作る自然な曲線を、どこで止めるか、どこで美しいと見出すか。insideでの表現は難しそうですがガラスならではの美しさ。もっと色々な角度から見てみたい、情報量が少なすぎる!と心引かれた作品。
白石綾乃
わくわくさせられるモチーフと迫力の構図に魅了される。数を抑えた色使いに、朱に洋箔を重ねた様に見える渋華やかな地の色合いが何とも素敵。
おゆみ
月夜、不意に出逢った人影に、歩みを止めたままの緊張の時間。整理された背景がハリネズミを際立て、月光を背に輝くような毛並みと瞳と静寂。月夜の晩の静かな静かな物語良いですね。
切り絵ウィザードROKIA
平面でも美しいでしょうし、自由な立体への組み立て方も美しい、宇宙感があってとても興味深い。