ARTWORK

秋の岳(やま)

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F5、画仙紙、墨

カテゴリー: 日本画
タグ: [第11回みんなの美術展応募作品, オリジナル, 未発表作品]
岳の秋が深まる頃、遠くに望む初冠雪の乗鞍岳が、山々に冬が近づくことを教えていた。色彩のない画の中で、秋の表現は難しい。
御岳山中腹から乗鞍岳(10月)

・1973年高校卒業後、精密機械の会社へ入社。20代前半、会社の絵画部に所属し絵を描き始め、この時墨絵に興味を持つ。(20代半ばからは、業務・生活多忙につき、絵を描くことから遠ざかる)
・2015年退職を機に、もう一度景色を白黒で表現したく、水墨画の基礎を通信教育で学習。
・私が墨絵に興味を持ったのは、趣味で風景写真を撮っていたことから、美しい風景を絵で表現したくなり、しかも、色彩のある絵ではなく、色のない白と黒の世界で表現したいと思ったから。
・水墨画は、墨と水とを上手に駆使して描く「にじみの味」を主体とした絵画で、雑多なことを省略して、写実より写意の精神が要求される。その観点からは私の絵は、写実的であり「水墨画」というには程遠く、技法も未熟である。そのため、私の絵は「水墨画」ではなく、墨で描いた絵「墨絵」だと思ってるが、「風景を白黒で表現したい」という原点からいうと、描いている作品が、自分の描く絵の特徴だと思っている。

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