ARTWORK

菜 ( な )

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作品寸法: F10  透明水彩  ワトソン紙

カテゴリー: 洋画
タグ: [第5回みんなの美術展応募作品]
当地は、厳寒を過ごすための冬支度の一つに、 " 野沢菜の漬物 " を作ります。今では、それ程に食べないから、漬ける家庭は多くないのではないでしょうか。この菜(な)ことを、当地では昔から " お菜:O-Na " と呼びます。漬物を作る前工程、即ち、蕪を切り取ったり、畑の土を洗い落としたりする “ 下ごしらえ " の手仕事 を " お菜洗い " と言います。昔時は、ご近所さんの  “ 母ちゃん " たちは、輪番でそれぞれのお家の " お菜洗い " をやっていました。その光景は当地の秋の風物詩でした。妙にこの頃、幼い時の事が思い出されます。
 “ 野沢菜漬 " の名称は、今やメジャーですが、当地ではそんな呼び方はしません。“ なっぱ " と聞けば、それで通じました。
 ご近所の農家の方が、「お菜、漬けましょ。」とて、お菜を2束ご持参くださいました。稲わらで束ねてありました。それは、今では見られなくなった懐かしのテクです。
 2017年の初冬に描いた作品です。

遡ること65年前の一高校美術部アトリエでは日々、顧問の先生の指導の下、部員は研鑽していました。卒業後もその絆は強く、50歳代後半より計8回のビエンナーレ展を開きましたが寄る年波で9回目以降が開催出来るかどうか・・です。

現在地へ転居して約15年経ちました。僕は、もとより全くのアマチュアですが、当地転居後は地元の愛好者会展へ入会し、出品、入賞させていただいたり、某市立美術館の企画展出品入選などの時間を過ごしています。

僕の愚作は、其の時其の儘、身の回りの物を気ままに描いたものです。当面は、数年前の作品から展示、徐々に最近作へと展示させて戴きます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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