ARTWORK

享受と表現の手

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257mm×364mm
マーメイド紙


カテゴリー: 工芸
タグ: [第14回みんなの美術展応募作品]
今までの経験を表すものとして享受の手(左)を、これから自らの表現で生きていくことを表した表現の手(右)を制作しました。
左側背景は悲しみや不安などの社会経験を紺色で表し、享受の象徴としての受け皿を敷き詰めています。
その中で感じた感情を怒りや情熱を表現するために赤色の手にしました。
右側背景は自然回帰を表す緑と表現物としてのパーティクルを敷き詰めています。
自らが表現者として光り輝こうとしていることの象徴として黄色の手にしています。
素材はマーメイド紙とスチレンボードを使っており、立体感を出すことで見る角度によって作品の表情が変わるようにしています。

幼少期からアトリエ教室に通い芸術に親しむ。大学卒業後は保育の道に進むが、作曲や絵画などの活動を行うなかで自己表現を追求するため作家活動に専念。幼少期より馴染みのあった紙を使ったアートを制作している。
作品は幾何学的な色面で構成された紙の半立体アートを制作。
対象の本質を捉えるために主に単純な図形で構成する。
紙を使った表現は、平面ではできないテクスチャを入れることができ、作品の鑑賞性を高めている。
2025年以降は画面全体にスリットを入れることで存在の儚さと同時に対象の力強さを表現するなど、自身の培った哲学の投影を試みている。

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