ARTWORK

狭間

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200mm×200mm
マーメイド紙


カテゴリー: 工芸
タグ: [第14回みんなの美術展応募作品]
シュレーディンガーの猫という思考実験から着想を得た作品で、死生観をテーマにしています。
黄色の瓶には毒が入っていますが、背景にはもやか水たまりのようなものが漂っており、毒が漏れているのかどうかハッキリしません。
上部には人の目を表現した穴が複数配置されています。
穴はよく見ると天地が逆になっており、箱には目線がいっていません。
中央に横たわる人はそんな他者からの注目を避けるように一人別の空間に佇んでいますが、毒で死んでいるようにも優雅にくつろいでいるようにも見えます。
この作品では、そんな死にも生にも執着しない“狭間”での生き方が一番心が安定しているのではないかという想いを込めています。

幼少期からアトリエ教室に通い芸術に親しむ。大学卒業後は保育の道に進むが、作曲や絵画などの活動を行うなかで自己表現を追求するため作家活動に専念。幼少期より馴染みのあった紙を使ったアートを制作している。
作品は幾何学的な色面で構成された紙の半立体アートを制作。
対象の本質を捉えるために主に単純な図形で構成する。
紙を使った表現は、平面ではできないテクスチャを入れることができ、作品の鑑賞性を高めている。
2025年以降は画面全体にスリットを入れることで存在の儚さと同時に対象の力強さを表現するなど、自身の培った哲学の投影を試みている。

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